前回のお話はこちら>> おかかの中学受験 -なぜ中学受験？-
令和、in東京
目の前を歩くのは、青い色に「N」の文字が付いたリュックを背負う
メガネの子どもたち・・・
「なんか かわいそうやなあ」
よちよち歩きの息子の手をひきながら、そんなことを呟いた母
・・・私。
数年後、まさか、Nリュック生より、より最難関を目指す
ちまたでは業界トップ2の大手進学塾に入るとは
この時誰も想像しなかったでしょう・・・ｷﾗｷﾗ
たまたまです、たまたまご近所の仲良しママが
先祖代々（！？）中受家庭で、
よく話を聞いていた
たまたまベビーシッターに来てくださった方が
息子さんが開成→京大とのことで（お父様はお医者様でござります）
何となく興味出てきていた
え？
学校のテストや通知票を見ても、何だか余裕？な息子
え？これはまさか・・・
狂ってみる？私、狂ってみる？
ガリ勉(言い方)を見て、
「勉強しかないんかい、ワラ」
だった私が、この狂った世界に入れるの！？
てか、勝てるの！？
生きれるの〜〜〜！？
・・・
小3の冬、家からほど近い進学塾で
入塾手続きをする私がいた・・・
入塾テスト、思ったよりむずない！？
小2で軽い気持ちで受けた時、スルッとパスしたけど！？
最難関校を目指す子たちが集まるNo1塾（おかか称：No1）は、
たまたま息子が
「No1に通うMちゃんが、Sくんを『早く上のクラスに来ればあ？』と煽ってた」
と聞いてから、何となくイヤな気持ちがしていた
ちょっと休憩〜おかかの小話〜
中学受験のデメリットとも言える、学力で人の上下を判断してしまう点、
結局はそこでの勝負なので仕方がないですが
我が家では、もし息子がこのような話題に触れた時、必ず言う言葉があります
それは『自分の敵は自分』
誰かと比べなければやってられないくらい、時間も労力もかかる受験
君が鼻くそほじりながら公園で泥団子作ってる間、机に向かって何ヶ月も先の学習をしてるんだよ、
君とは違うんですよ、だから僕はえらいんですよ
待て待て
誰かを見下すことは勝手だが、あなたが転落しない保証はどこにもないんだよ
生きていれば、病気や事故、不慮の出来事はいつどこでも起きる可能性はある
その人生の波がうねった時に、自分が落っこちた時に、
這い上がれないくらい、心がズタズタになるよ
合言葉、連呼してたら、息子も覚えてくれました
別にあたいら親も子お勉強が大好きではないし、
親なんかはガリ勉を白い目で見てたし（やめちまえ）
入塾テストをNo1,No2共に受けてみて、No1塾は息子にはつらいものになりそうと実感
もう一つたまたま最寄りで存在した面倒見が良いただし日本一宿題が多いNo2塾に決定
（No1としのぎを削る誰もが知る大手進学塾です ﾊｲｷｭｰ）
一件落着！中受ブログこれにて終了！ヨロシク！高い塾代払ってるんでね！御三家上等！はいはい余裕！終了！
な訳あるか
めっちゃ長距離走のスタートラインやんけここ、私が立ってるここ！
当然、ここから現実を突き詰められたわけで
そう、くもんキラーイな母のもと、
勉強という勉強は特別やってこなかった息子
ガリ勉界()においては、生まれたばかりの赤ちゃん同様
ザ・底辺からのスタートとなったのである
そして、どうなったか
わずか開始3ヶ月足らずで、
「勉強に関して、二度と口出ししません、怒りません！お母さんは決めました！！」
（口調参照）
基本的に我が家は『自走』を主とするスタイルが確立された（早）
もちろん困った時や、解き直しのチェックは欠かさない
また、説明会や見学はもちろん主導していく
どうしても、私は関わると、厳密に管理、指導しようとしてしまう（ディレクター職ゆえの職業病）
伴走しようと距離を詰めれば詰めるほど
本人を信じていないような行動をとってしまう
ある程度本人に任せ距離を取るようになってから、
成績はゆっくりゆっくり上昇している
この、小さく伸びていく過程が、
とても息子には合っていて
現時点においては、順調といえるだろう（あんた誰）
いやいや、元々できる子ははじめからトップクラスですよ？？
と、言いたい人はいるかもしれない
でも、息子は赤ちゃんスタート
記述の解き方も知らなければ
計算も訓練していないので遅い
語彙もほぼ0からのスタート
焦ってしまいそうにもなるが、
周りを気にしたら負けだ
友達にも恵まれ、遊びたい
ゲームもしたい
うちはうちだ
やってやるさ
個別なんて通うかよ！ペッ（最低）
ごめんなさい
狂った世界からは、もう抜け出せない（ｺﾜｲﾖ）
まだはじまったばかりだね
ともに行きましょう・・・！
※個別＝個別指導塾の略。進学塾の成績が振るわない、ついていけない、親が見きれない場合などに通う、塾のための塾。
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