目の前は真っ暗闇。
やっと寝かしつけも終わり、すやすや眠る娘。
すぐに離れることはできないので、
しばし寝落ちしないように天井を見つめ物思いにふける。
自分が生活している「現在」は、正しいのだろうかと考える。
私は、この1年で、10年以上勤めた会社を辞め、子どものことを最優先にできる環境を整えた。
仕事が大好きだった。
しかし、働いているうちに、「こんなことしてる時間を子どもたちにあてたい」
と思うことが増えていった。
大好きな仕事を、「こんなこと」呼ばわり。
惰性で続けている背中を、見せたくもなかった。
もっと違う働き方があるのではないだろうか。
後悔したくない！！！
これだけを胸に、引き継ぎ者がいなかった自分の仕事について、調整を進め、組織を抜けた。
ふと、iCloudにある、かなり過去の写真がレコメンドされた。
小さな小さな娘は、ブロックがうまく詰めず、怒っていた。
耳を澄ますと、「できないー」と赤ちゃん言葉ながらに言っている。
まだまだ話せないと思っていた2歳くらいの娘、
今見返すと、どの動画も、彼女なりに言葉を発していた。
当時の私は、ただそのビジュアルのみで、かわいいなーとか、感じるのみで気がついていない。
動画の中の本人の気持ちに寄り添い、改めて愛しさが湧いた。
「自分の人生を生きる」
選択すべきは、これに尽きる。子ども、夫含め、依存することは許されない。
それぞれ自分の人生なんだから。
限りある子育て期間において、いつかは巣立ち、手元に何も残らなくとも、
私はこの道を選んだ。
『後悔しない選択が、自分の描く未来を作る』
私はそう思う。
もうすぐ娘も抱っこができなくなる。
10年後に、あの時もっとこうしていれば、と強い後悔をする自分が見えたから、
私は、私自身の意思でここにいる。
これからも、選択していきたい。
選択なくして未来なし
後悔ない未来のために。
※精神科の先生のお話
心理学的オーナーシップの重要性は、メンタルヘルスにおいてとても大切であるとされています。
自分の人生は自分のもの。自分で選択するのです。
たとえどんな結果になったとしても、受け止めていけるから。
外から受ける評価は、ごくうつろいやすく、自分でコントロールすることはできないから
そこに主軸を置くと簡単に倒れてしまう。
自分の好きなこと、やりたいこと、自分がいいと思っていることをもって、
自分自身の評価を主軸に置くことを
心がけるといいそうです。
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